家族同様のペットが亡くなった時の送り方

ペットは家族の一員です

ペットブームだと言われて久しいですが、小さな子犬・子猫もやがて年を取り寿命がやってきます。
昔は、ペットが亡くなったら、庭の片隅に埋めたり保健所に引取ってもらうのが一般的でした。
しかし、家族同様に暮らしてきたのに、まるで壊れた物のように扱うことに抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。

家族同様に暮らしいつも微笑みを与えてくれた存在なのですから、悔いを残さないようにきちんと送ってあげましょう。
きちんと葬式をすることで、飼い主さまの心の整理もつくのではないでしょうか。

安らかに送るための準備

ペットを安らかに送るためには、それなりの準備が必要です。

葬式を行う前に、人間同様にキレイに身支度を調えてあげましょう。
まずシートの上に乗せ、体全体を丁寧にブラッシングしましょう。
ぬるま湯に浸した布でキレイに汚れをふき取ったなら、ちょうど良い箱を選んで布団やタオルを敷いて安置してください。

葬式を行うまで腐敗が進まないように、保冷剤などで体を冷やすことを忘れないようにしましょう。
お腹や頭に保冷剤をあて、エアコンで冷房をしておけば2日から3日はその状態で持ちます。
葬式の当日、そのまま荼毘に付すか、ご僧侶による読経・供養を行うかは飼い主さまのお気持ち次第です。

そのまま火葬だけを行うこともあれば、読経・供養を行ってから火葬を行うこともあります。

花や祭壇を飾るかどうかも飼い主さまが決めることです。
こうでなければならないということはまったくありません。
ただ、一緒に火葬できるものには決まりがあります。
お花や好きだったフードやおやつ、好きだったおもちゃなどを一緒に火葬することができます。
好きだったものに囲まれて旅立つことができれば、きっとペットも寂しくないでしょう。

ただ、火葬炉を使用する際の決まりにより、プラスチック類や金属類を一緒に火葬することはできません。
また、使用する火葬炉によっては、愛用品などを一緒に火葬できないこともあります。

何を一緒に火葬にできるかは、それぞれの葬儀社に問い合わせてみましょう。
愛犬が亡くなった場合は、火葬にする前に保健所での飼い犬登録の抹消手続きを行い、血統書の登録団体に連絡しましょう。
血統書付でなければ登録団体に連絡する必要はありません。
火葬にできるのは犬や猫などの小型動物だけで、牛や豚などの家畜は火葬・埋葬することはできません。

家畜を火葬にできるのは許可を持っている死亡獣畜取扱場だけです。
どこが許可を持っているかは、お住まいの地域の都道府県庁に問い合わせてみましょう。

心の整理のために

家族同然でまるでわが子のように接してきたペットを亡くすのはとても辛いことです。

突然の別れに意気消沈されている方も多いでしょう。

意気消沈したままお別れするのは辛すぎることです。
心から出会えて良かった、一緒に過ごせて楽しかったと思えるようになるまで、少し時間をかけても良いのではないでしょうか。
世の中はいつもせわしなく動いていますが、忙しく動く世の中に合わせる必要はまったくありません。
心の整理がつくまでゆっくり時間を過ごしても誰も文句は言わないでしょう。
葬儀を行うことで、ゆっくりと時間をかけてお別れすることができます。
こまごまとした段取りをこなすことで、気持ちの整理をするための貴重な時間を得ることができます。
一つ一つの段取りを心を込めて行うことで、精一杯のことをしてあげられたと思うことができるでしょう。
その思いを抱けることは、これからの人生にとってプラスに働くに違いありません。
きちんとお別れするために葬式を行えば、たとえ費用がかかったとしても気持ちがずっと楽になるはずです。
残された飼い主さまが笑顔で暮らせるようになるためにも大切なことです。